一万五千円以上の年金を受けている人は、保険料が年金から自動的に天引きされます。
七十五歳以上のうち、約八割の人が天引きの対象になります。すでに天引きされている介護保険料と合わせると、平均で毎月一万円を超える保険料が年金から引かれてしまいます。
介護保険料と医療保険料を合わせた額が、受け取っている年金額の二分の一を超える場合は、医療保険料は年金から天引きしない仕組みになっています。
後期高齢者医療制度の導入に便乗して、六十五〜七十四歳で国保に加入している人の国保料も引かれることになります。
保険料を天引きするのは、年金から問答無用で引いてしまおうとするものです。
保険料はいくら?
保険料は都道府県ごとに決められるので、住んでいる都道府県によってことなります。
政府は、全国平均で、年七万四千四百円と説明してきました。
しかし、各都道府県で試算されて平均保険料は、政府の試算を大きく上回っています。
東京都で年十万二千九百円、大阪府で年十万千四百九十九円で、保険料が現在の国保科を超える人も少なくありません。
保険料は二年ごとに改定されることになっています。
重大なのは、医療費が増えたり、後期高齢者の人口が増加するにつれて、自動的に保険料が上がる仕組みがつくられたことです。
制度がスタートする来年四月当初は、医療給付費をまかなう財源割合は後期高齢者の保険料=10%ですが、後期高齢者の人口が増えるにしたがって、後期高齢者の保険料を10%から12%、15%などへと増やすというのです。
来年四月の制度開始時に保険料が低く抑えられた都道府県でも、将来の負担が増えるのは確実です。
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